
精算見積図ができあがりました。都内の一戸建ての計画です。
以前ブログで紹介したこちらの物件です。
敷地が広いので描くことが多く、結局A3で110枚ほどになりました。
図面を描きすぎると良くないとか、設計意図が分かる図面だけで良い
とかたまに耳にしますが、それは時間がかかるから描きたくない、
あるいはよく分からなくて描けないことの言い訳だと、自分のこれま
での経験上から分かりました。見積上も描きすぎると高くなるとか耳
にする場合もありますが、これも見積を先送りにしているだけだと思
います。結局は施工中に足が出て、あとでクライアントに請求するこ
とになるので良くありません。ですから当事務所では見積時にできる
だけ詳細に図面をおこすことにしています。
そして工務店に対しては、これを元に施工図をきちんと作成してもら
うようにお願いしています。詳細設計図があると施工図もスムーズに
でてきます。
施工図は設計者の代わりに描く詳細図ではなくて、現場監督さんが、
建物の作り方を再確認するための作業で、性能上不具合をなくす重
要な過程だと考えています。
今回もそのように進められればと思っています。